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ニホンヤマネ -野生動物の保全と環境教育-(東京大学出版会)

天然記念物ニホンヤマネ――かれらはどのような動物なのか。冬眠、繁殖、育児などの生態を詳述し、森に暮らすヤマネたちの保全や環境教育のさまざまな取り組みについて紹介する。永年にわたりヤマネたちと真摯に向き合ってきた「ヤマネ博士」の集大成!
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森のスケーターヤマネ(文研出版)

ヤマネは体重18グラム程度の森の木の上で暮らしている。枝や葉の裏を滑るように移動する「森のスケーター」だ。510万年前から日本にすむ列島最古参で、天然記念物でもある貴重な生きものである。

そのヤマネを著者は学生時代から追いかけてきた。和歌山の熊野の森では教え子の小学生たちと一緒に野外研究をしたり、飼育下で育てて赤ちゃんの成長の様子などを観察し、「ヤマネ語」を解明した。そして、八ヶ岳山麓の森でヤマネの生態調査し、多様な分野の専門家とも協力しながら科学的研究を続けてきた。

こんな貴重な科学研究の成果を、子どもたちにも親しみやすいように、写真、絵、図とともに物語調で紹介したのがこの本。ヤマネのチッチの1年を通じて、冬眠、体のつくりや鳴き声の意味、なわばり、交尾・巣づくり・子育て、天敵からの生き残り、えさ探しなどを紹介している。自然の中で精いっぱい生きるヤマネの姿を通じて、いのちの素晴らしさと大切さを感じさせてくれる優れた科学の読み物。小学校4年生以上が対象。課題図書に選定された。

 

企業が伝える生物多様性の恵み -環境教育の実践と可能性-(石原博氏と岩渕真奈美氏と湊秋作の共著、経団連出版)

日本の企業が実践している環境教育を紹介している。また、生物多様性の意味、生物多様性喪失の危機、生物多様性に対する環境教育の役割をわかりやすく示している。そして、企業にとっての生物多様性や環境教育の社会化・主流化の重要性を記している。企業人や学生にとっても生物多様性への入門書となっている。

 

動物達を救うアニマルパスウェイ(文研出版)

生物多様性保全には具体化が必要である。森では、森を道路で分断されたため、ヤマネやリスなどの樹上動物が移動・繁殖・食べ物確保に困難をきたしている。それで企業や仲間たちと共に動物のための歩道橋を開発、普及を進めてきたノンフィクションの物語。

ヤマネのぼうやは ねむれない(文研出版)

この本と初めてであったのは、ドイツの本屋さんでした。

 オオヤマネのかわいい本をみつけとてもうれしかった思い出があります。

 今回、この本が 出版社である ひさかたチャイルドから 日本の子どもたちに

 紹介されるようになりました。この”ねぼすけ” オオヤマネのお話は、日本の子どもたちによき

 ねむりにさそってくれることでしょう。湊の解説文もあります。

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